第1楔状骨骨折

第1楔状骨骨折

 交通事故では自転車で走行中,軽四輪車の追突を受け前方に飛ばされ,着地の際右足関節を強く捻転し,足関節内果骨折に第1楔状骨々折を合併したケースがあります。

 受傷時に,前足部を強制的に底屈(ていくつ=足首を伸ばす)された状態で第1楔状骨の直上に直達外力が加わると,同部に応力が集中し,単独骨折も予想されるところです。
第1楔状骨の骨折は,歩行中に荷重が伝達される第1中足骨,第1楔状骨,舟状骨からなる内側部の縦行列が破綻したことを意味しており,縦行列の一部に脱臼または脱臼骨折が認められるときは,オペによる固定が選択されています。

 上記のケースでは,足関節内果部の横骨折についてはスクリュー固定(ボルトを入れて固定すること。),第1楔状骨の骨折については,K-wireにて経皮的ピンニング(骨折部分に針金を刺して固定すること)で固定されました。
約6ヶ月後,右足関節の機能障害で12級7号が認定されました。

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