舟状骨裂離

舟状骨裂離

 足の舟状骨は,足の内側にあって,土踏まずの頂点に位置し,体重を支え,足の踏み出しでは重要な役目を担っています。

 緑のカーブは,足の縦のアーチであり,その頂点には舟状骨があり,アーチを支えています。 そして,舟状骨には,内側の縦アーチを形成するオレンジ色の後脛骨筋腱が付着しています。

 後脛骨筋腱が強く収縮することにより舟状骨が剥離骨折しています。

以下は,「有痛性外脛骨」の記事でお話しした被害者のケースの続きです。

 専門医は『触診だけで外脛骨は認められず,したがって有痛性外脛骨はあり得ない』と診断しました。
その後のMRI撮影で,舟状骨が剥離骨折しているのが確認され,舟状骨裂離骨折の傷病名が確定しました。 受傷から四ヶ月を経過しての確定診断であり,剥離された骨片は大きく移動しています。
そこで,スクリュー固定による手術が選択されたのです。
スクリューは,そのまま留置することにして,受傷から七ヶ月に症状固定としました。 専門医に後遺障害診断を依頼し,右足関節の内・外果骨折による関節の機能障害で10級11号が認定されました。

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